ボールタップの点検・交換
ボールタップが壊れていると冷却水などの水漏れ原因になります。
ボールタップは冷却水(クーラント)を一定の位置に保ちます。
ボールタップが壊れていると水位管理ができなくなります。
ボールタップを修理・交換することで、冷却水(クーラント)の減少などのトラブルを防ぎます。
ボールタップの取り出し
錆が原因で破損
ボールタップの役割
ボールタップは冷却水(クーラント)の水位を管理したり、オーバーフローを防ぐ役割があります。ボールタップが故障することで水位の管理ができなくなり、その結果、正確な冷却水(クーラント)の量が解らず、エンジンの焼き付きを引き起こす可能性があります。普段、私たちが利用するトイレのタンクの水もこのボールタップがしっかりと作動しているため、一定の量をタンクに送り込み水が流れるようになっています。このことからもわかるように一定量の水位を管理できないとなると、水漏れなどの原因が起こり、正常にエンジンを冷やすことができなくなります。
ボールタップ交換前
ボールタップ新旧の比較
動作確認の様子
ボールタップ付替え交換後
ボールタップの仕組み
ボールタップは浮き玉と呼ばれるボールの部分とその先の先端にある付け根の部分(弁)あります。この弁が開閉することにより、冷却水(クーラント)が出たり止まったりします。
故障の原因
ボールタップが壊れる原因に錆つきが殆どです。錆がボールタップや弁にこびりついてしまい、錆が原因で穴が空いてしまします。その結果、水漏れなどのトラブルを起こします。このような症状は冷却水(クーラント)を長期間交換していない場合が多く、ボールタップの他に冷却水(クーラント)も変色してしまっていることもよくあります。本来、冷却水(クーラント)の色は鮮やかな緑をしていますが、錆のような茶色になり、変色しています。錆が弁や配管に入り込み上手く作動しないこともあります。冷却水(クーラント)も定期的に入れ替えするだけでもボールタップのような他の部品を長持ちさせることにも繋がります。
錆で変色したボールタップと冷却水
錆がこびりついている
地下水槽のボールタップ
減圧水槽