冷却水の入れすぎ注意
2019年05月27日

非常用発電機のラジエーターのリザーブタンクには、取扱説明書に記載された水量以上の冷却水を入れないでください。乗用車などの車両と違って、最大量は"FULL"マークまでではありません。

非常用発電機が稼働するとエンジンは熱くなり、エンジン内部の冷却水は膨張します。エンジンやラジエーターから押し出された冷却水はリザーブタンクに一時的に溜められます。この時、リザーブタンクに冷却水を入れ過ぎていると、オーバーフローチューブから溢れてしまいます。

リザーブタンク 溢れた冷却水

非常用発電機が停止してエンジン温度が下がってくれば、冷却水も冷えて元の量まで収縮し、リザーブタンクから再びラジエーターに戻ります。そういう意味では、リザーブタンクではなく「キャッチタンク」と呼ぶべきですね。

冷却水は2年毎に交換してください。乗用車の車検と同じ周期です。理由は、冷却水に添加されている「防錆成分」等の効力が、約2年だからです。防錆効果が無くなった冷却水を入れっぱなしにしていると、エンジンやラジエーターが内部から錆びてしまいます。

冷却水などの消耗品交換は、三友工業にお問い合わせください。

 


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