常用発電機と非常用発電機の違い
2019年09月12日

常用発電機はその名の通り、常時稼働している発電機のことです。
常時運転することを可能としている発電機のため、長時間運転を想定した構造になっています。

そのため、工場や施設などの電力使用時のピークカットや電気エネルギーを得るシステムとして、独立し常用運転するのが常用発電機です。
ただ、発電機に使用する重油などの燃料の価格高騰化から、常用発電機を使用する工場や施設が減ってきています。

それに対し、非常用発電機は災害時に使用する発電機を指しますが、主に防災用(災害による二次災害など)として、消化活動を行うための電力供給用として設置します。
常用発電機と違い、点検やメンテナンスもある一定期間が近づくと消防用に基づいた点検が必要になります。

常用発電機は常に動いているため、こまめに点検を行っているところが殆どですが、非常用発電機は常に動かしていないため、点検や負荷試験といった法定点検や予防保全がないがいしろになりやすい傾向があります。

 

工場で使用する常用発電機


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