令和6年元日の能登半島地震で被災された方々に、謹んでお見舞い申し上げます。
さて私達の仕事初めは、1月5日(金)~12日(金)にかけて埼玉県川口市内で実施した、非常用発電機「ヤンマー 8NHL-ETP×850kVA」の「E点検」でした。
エンジン機種によって具体的な点検整備内容は異なりますが、標準的な内容は下記のページをご参照ください。
E点検と呼ばれる点検メニューは、オーバーホール(=F点検)よりも1レベル小規模な点検メニューです。簡単に言ってしまえば、主にエンジンのヘッド周辺を分解整備点検します。大きなエンジンは、気筒ごとに分割されたヘッド1つ1つもかなりの重量があり、取り外す作業も一苦労です。
ピストンの直径は16cm以上あり、大人が手指を広げたよりも、やや小さいサイズです。直列8気筒で、総排気量は約32リットルです。聞くところによると、東京都営バス1台の排気量は約7,500ccらしいので、この発電機のエンジンは、バス4台ちょっとに等しい排気量です。
またヘッドを元通り取り付ける時も、大きなトルクレンチを使ってトルク管理しながら、何度も何度も、徐々徐々に強いトルクでボルトを締め込みます。
非常用発電機の点検整備をご希望の方は、三友工業へお問い合わせください。