使用燃料
使用燃料の種類(AP・AYシリーズ)
機種 | AP25C-AP65C | AP95C-AP300C | AP400C-AP500C | AY20L-500・ 625L(H) |
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使用燃料 | ディーゼル軽油 | ディーゼル軽油・ A重油 |
ディーゼル軽油・ LSA重油 |
ディーゼル軽油・ A重油 |
※燃料は、ディーゼル軽油又はA重油をお使いください。
※灯油燃料の使用についてはご相談ください。
気温 | 使用燃料 | 流動点 | |
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283K {10℃}以上 | A重油 | -10 | |
268K {-5℃}以上 | ディーゼル軽油 | JIS軽油2号 | |
258K {-15℃}以上 | JIS軽油3号 | -20 | |
248K {-25℃}以上 | JIS軽油特3号 | -30 |
※燃料は、温度低下に従い粘度が増加し、極低温では、パラフィンなどが析出するため、下表を参考として燃料の種類を変更ください。
A重油の性状
推奨燃料油
動粘度 cSt323K {50℃} | No.1レッドウッド 粘度秒323K {50℃} | セタン価 | 流動点 K {℃} | 残留炭素分 (重量)% |
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3.5~8 | 35~46 | 45以上 | 263 {-10} | 0.72以下 |
灰分 (重量)% |
イオウ分 (重量)% |
水分 (体積)% |
引火点 K {℃} |
比重 288K/277K {15/4℃}cm3 |
0.03以下 | 1.0以下 | 0.1以下 | 333{60}以上 | 0.85以下 |
※本機関の燃料としてA重油(JIS K2205 1種2号)を使用する場合、下表性状のものを選定ください。
- 【注意】
- 上表は主要石油メーカーがディーゼルエンジン用として市販している一般性状です。
- ディーゼル機関用として貯蔵する燃料油が冬期(寒冷期)にかかる場合は特に流動点に注意して購入してください。
LSA重油の性状
推奨燃料油
動粘度 cSt323K {50℃} |
セタン価 | 残留炭素分 (重量)% |
比重 288K/277K{15/4℃}cm3 |
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1.5~4.5 | 45以上 | 0.3未満 | 0.82~0.86 |
灰分 (重量)% |
イオウ分 (質量)% |
引火点 K{℃} | - |
0.01未満 | 0.5未満 | 333{60}より大きい |
※AP400-500Cの燃料としてLSA重油(オプション仕様)を使用する場合、陸内協規格(LESR3004)及び、日本工業規格(JIS K2205 1種1号)による性状のものを選定下さい。
燃料の種類
燃料の特徴 | |
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ガソリン | 自動車などにも使用される、ガソリンは沸点が30℃から220℃の石油で、引火点はマイナス 40℃以下です。揮発性で小型用の発電機は主にガソリンを使用するものがほとんどです。また、ガソリン発電機は雨や水などに弱いというデメリットがありますので、寒冷地や雨や台風が多い地域ではディーゼルは発電機かガス発電機を設置するケースが多く見られます。 |
軽油(ディーゼル) | 軽油(ディーゼル)は着火性に優れており、適度な粘度があるため高沸点留が少ないのも特徴です。軽油は沸点が180℃から350℃で、ガソリンは常温でも燃えますが、軽油(ディーゼル)の場合は、高圧・高温で良く燃えるようになります。その為、エネルギー効率が良く燃料代が安く済むのも特徴です。但し、燃焼時に未燃焼燃料となった場合、ススなどのカーボンも蓄積しやすいといったデメリットもあります。 |
重油 | 重油は、褐色又は黒褐色の重質油で、ガソリンや軽油よりも沸点が高く重粘質です。重油は原油の常圧蒸留により、塔底から得られる残油に高粘度油に低粘度油を調合するなどし、用途に応じて、生成されます。 |
A重油(LSA重油 1種) | A重油は、農耕機や船舶などの燃料に使用されることが多く、非常用発電機の燃料としてもポピュラーです。また、重油の中でも最も軽油(ディーゼル)に近い性質を持ちます。他にも重油の中でも、最も粘度の低い液体で、引火点は60℃以上です。 |